2023年5月末に、ガーミンから腕時計型GPSゴルフナビの新モデル『Approach S70』が登場しました。
ちょっと機能を見ましたが、結構 すごいですね。
もともとガーミンは航空機用のGPSからスタートしたとか。最近ではランニングや登山などのアウトドアや、フィットネス等のスマートウォッチ系が目立つ感じです。
個人的には、登山をする際にガーミンのGPSを使用することがあり、その精度や信頼性には大変満足しています。
そんなガーミンからの新モデル『Approch S70』ですが、日本発売では、前モデルが2020年4月発売のApproch S62となり、約3年ぶりのバージョンアップというところでしょうか。
ざっと機能を見たところ、前モデルのS62の機能は引きついでいるようで、サブスクながらグリーンアンジュレーション表示も可能となっています。
現時点でのGPSゴルフナビの最先端機能は、ほとんど搭載しているようです。
くわえて『バーチャルキャディ』も進化したようで、プレイヤーの過去のデータを把握し、風速や風向きを考慮しながら、推奨のクラブや打つべき距離を表示、それに加え、ボールの落下地点の予測表示もできるそうです。
また、S70ではS62の半透過型フルカラーMIPから『AMOLED』を使用するため、液晶画面の表示が大幅に改善され、省電力でバッテリー持ちが良くなりました。『AMOLED』とはアクティブマトリクス式有機EL(Active Matrix Organic Light Emitting Diode)の略称で、OLEDとの違いは細かいところがあるものの、要は画面が明瞭になり、より見やすくなったという理解でよいかと思います。
気になるところはというと、グリーンアンジュレーション表示がサブスクになっている点と、アクティブエッジに対応しているのか?というところ。
マニュアルを見ましたがアクティブエッジについての説明は見当たりませんでした。
そのマニュアルも、GPSゴルフナビの機能や使い方についてのページ数より圧倒的にスマートウォッチ機能の説明ページの方が多いです。
多機能のスマートウォッチにGPSゴルフナビ機能を付けたという感じにも思えるくらいです。
タイプも2種類あるようで、47mmモデルと42mmモデル。47mmモデルがブラック、42mmモデルがグレーとホワイトの2色があるようです。
47mmが男性、42mmモデルが女性向きというところでしょうか。価格も若干違うようです。(47mmモデルが99,800円、42mmモデルが93,800円)
ゴルフにスマートウォッチに普段使いでもと、興味のわくモデルですが、ネックはやはり価格でしょうか。
他メーカーのフラッグシップモデルでも、せいぜい3万~4万円程度のなか、9万円台という価格は、一般的には気軽に手に入れられる価格ではないような気もします。
加えて、グリーンアンジュレーション情報の表示にはGarmin Golfメンバーシップのサブスクリプションの契約が必要となるし、ラウンドトラッキングには別売りのクラブトラッキングセンサーが必要となると結構な出費となりそうです。
それでも多機能なGPSゴルフナビと多機能なスマートウォッチを2つ揃えたと思えば妥当なのでしょうか。
スマートウォッチを既に持っている人は、少しもったいない気がしますね。ゴルフナビ機能だけのモデルがあれば、良いと思います。そうすれば、価格もよりリーズナブルになるとおもうのですが。いかがでしょうか。
アマゾンや楽天などでは、6月中旬に出荷予定のようで、今現在(6月10日)は予約販売中のようです。