2023年10月、ボイスキャディのNewモデル『ボイスキャディT-Ultra』がリリースされました。
ボイスキャディ Tシリーズ
ボイスキャディのTシリーズは、このUltraで10代目となるようですが、日本では2017年モデルのT2A、2019年にボイスキャディT6、2021年4月にボイスキャディT8、1年後の2022年4月にボイスキャディT9、そして今回10代目にあたるボイスキャディT-Ultraという流れとなっています。
Tシリーズ 各モデルの機能
Model | T6 | T8 | T9 | Ultra |
3点間距離表示 | ● | ● | ● | ● |
アクティブエッジ | ● | ● | ● | ● |
バーチャルAI | ● | ● | ● | |
ピンポインティング | ● | ● | ||
グリーンアンジュレーション | ● | ● | ● | ● |
パットビュー | ● | ● | ● | |
スイングテンポ | ● | ● | ● | |
高低差&Vアルゴリズム | ● | ● | ● | ● |
フラッシュバック機能 | ● |
ボイスキャディT6
2019年モデルのボイスキャディT6は、当時の腕時計型GPSゴルフナビとしては、ほとんど完成形といった感じで、アクティブエッジ、グリーン形状表示、ピンポインティングなど、今現在の主流となる機能が殆ど搭載されたモデル。のちにファームウェアのアップグレードでグリーンアンジュレーション表示の機能も追加されました。
公式サイトでは販売は終了していますが、楽天やYahoo!で10万円前後で販売しているのを見かけることもあります。転売屋のようなショップなのでしょうが、そのくらい人気のあったモデルです。
ボイスキャディT8
二年後の2021年4月にはボイスキャディT8が登場。T7は日本では販売されなかったようです。
T8はT6をさらにアップグレードしたモデルで、T6の機能を引き継いだまま、バーチャルAiやパットビュー機能、スイングテンポ機能などが新たに搭載されました。
このT8もT6同様、あるいはそれ以上に完成されたモデルで、「これ以上の機能を持つナビは出ないだろう」と思わせるくらいでした。
しかしながら、コロナ禍と半導体不足が重なって、わずか数カ月で販売終了せざるをえなくなり「幻の名機」となったモデルです。おそらく日本で所有されている方はかなり少ないのではないでしょうか。
ボイスキャディT9
コロナも少し落ち着いた翌年2022年4月にボイスキャディT9が登場しました。
T9はT8からの機能は殆ど引き継いで、デザインや以下の細かな部分を改善したモデルです。
など。
ボイスキャディT-Ultra
そして、2023年10月にT9の次モデルとしてボイスキャディt-Ultraが登場。T10かと思いきやUltraとはちょっと意外でした。
機能的にはボイスキャディT9の機能は全て引き継いでいるようです。
そして新たに加わった機能は『フラッシュバック機能』。
トラッキング機能はボイスキャディT6から搭載されており、ラウンド中のショット履歴が保存されます。
そして、現在プレーしているコースが保存されていれば、ショット時に前回のプレー履歴がプレーバックできる機能です。
ミスショットの後、「このホール、以前も右にまげてるんだよな~」なんてよくあることです。
同じミスを繰り返さないためにも、前回のプレー内容をフラッシュバックしてくれるという、非常に魅力ある機能です。
ホームコースを持っている方や同じコースで何度もプレーする人にはかなり役に立つ機能となるでしょう。
また、T9から細かな改善もおこなわれています。T9では、グリーンアンジュレーションの色分けが11段階だったのが、T-Ultraでは58段階で表示され、よりリアルなアンジュレーション表示となりました。
さらにグリーン形状のサイズも4段階に変えられるようになっています。
プレイヤーの位置によって自動で最適な画面表示に切り替えてくれるオートチェンジビュー機能も、T9のV.AI3.0からV.AI3.5とグレードアップしています。
ボイスキャディのTシリーズは、T6からT-Ultraまで、Newモデルになるにつれ、改善を繰り返しつつ、新たな機能が搭載されてきました。
もし、この先Newモデルが出た場合、どんな機能が追加されてくるのかも気になるところです。
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