ボイスキャディのTシリーズ
ボイスキャディの新しいGPSゴルフナビ『ボイスキャディ T11 PRO』が日本で発売されます。発売日は2024年9月5日ということ。
現在、ボイスキャディ公式サイトで掲載されているTシリーズは以下の3モデルとなります
image | モデル名 | 発売日 |
---|---|---|
ボイスキャディ T9 | 2022年4月 | |
ボイスキャディ T-Ultra | 2023年10月 | |
ボイスキャディ T11 PRO | 2024年9月 |
それぞれフラッグシップモデルになるような多彩な機能をもったGPSゴルフナビですが、それぞれどのような機能を持っているのかを比較してみます
ボイスキャディTシリーズ機能比較表
モデル名 | ボイスキャディ T9 | ボイスキャディ T-Ultra | ボイスキャディ T11 PRO |
---|---|---|---|
発売日 | 2024年4月 | 2023年10月 | 2024年9月 |
サイズ (mm) | 45.0 x 45.0 x 14.8 | 48.2 x 48.2 x 15.1 | 50.0 x 50.0 x 16.1 |
重量(g) | 59.5 | 35.0 | 47.6 |
液晶タイプ | 反射型カラーLCD液晶 | フルタッチカラーLCD | スーパーOLED |
コースプレビュー | 〇 | 〇 | 〇 |
オートチェンジビュー | 〇 | 〇 | 〇 |
3点間距離表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
高低差&Vアルゴリズム | 〇 | 〇 | 〇 |
推奨クラブ案内 | 〇 | ||
ピンポインティング | 〇 | ||
フラッシュバック | 〇 | 〇 | |
グリーンアンジュレーション | 〇 | 〇 | 〇 |
アクティブグリーン | 〇 | 〇 | 〇 |
パットビュー | 〇 | 〇 | 〇 |
スロープ/パットガイド | 〇 | ||
オートトラッキング | 〇 | 〇 | 〇 |
スイングテンポ | 〇 | 〇 | 〇 |
風向/風速表示 | 〇 | ||
カスタムUI/UX | 〇 |
コースビュー画面
T9とT-UltraはカラーLCDを採用。t-Ultraからは画面背景がダークモードに。
T11 PROは更に見やすい「フルカラースーパーOLED」を採用。
コースビュー画面でもT11 PROではコース全体像を右に、距離数値を左にといった配置になっています
パソコンやスマホを同じで、ダークモードに慣れるとT9のような白背景は眩しく感じるんですね。それにしてもT11 ROは明るくはっきりで、表示数値も見やすいですね
ベルト
T-Ultra・T11 PROではベルトの剣先をインナーに収めるようになっています。
左がT9で従来からのタイプ。右がT-Ultraで剣先の先端を内側に収めるようになっています
これは良いです。ちょっとしたところなんですが、剣先が出ていると結構気になるときがあるんですね。パットの時や普通に歩いているなどですね。
共通機能
3モデルに共通して搭載されている機能は以下が挙げられます
コース全体を動画のようにプレビューする「コースプレビュー」
プレイヤーの位置に応じて自動で最適な画面を表示する「オートチェンジビュー」
コース上の任意の場所を選択すると、現在位置からの距離とそこからグリーンまでの距離を同時にっ表示する「3点間距離計測」
直線距離と高低差を加味した実質の距離を案内する「高低差&Vアルゴリズム」
グリーンの起伏をヒートマップで表示する「グリーンアンジュレーション」
プレイヤーの位置に応じたグリーンF/B/Cを表示する「アクティブグリーン」
グリーン上でボールとピンまでの距離と高低差を表示する「パットビュー」
ショットを自動感知しラウンドトラッキングをする「オートトラッキング」
スイングのテンポを数値で表示する「スイングテンポモード」
など、近年のGPSゴルフナビの最先端の機能は全て搭載されている感じです
新たに搭載された機能は?
前回プレーのフラッシュバック
ボイスキャディT-Ultraからは「フラッシュバック機能」を搭載
3モデル共に搭載されている「トラッキング機能」でラウンド中のショット履歴が保存されます。
そのうえで、現在プレーしているコースがショット履歴が保存されていれば、現在のショット時に前回のプレー履歴がプレーバックできる機能です
「このホール、以前も左にまげてるんだよな~」なんてよくあることです。
同じミスを繰り返さないためにも、前回のプレー内容をフラッシュバックしてくれるという、非常に魅力ある機能です
グリーン表示
グリーンアンジュレーションをヒートマップで表示する画面も、T9では11段階の色分けで表示。T-Ultraからは58段階の色分けで表示しています。
グリーンの表示拡大もT9では2段階から、T-Ultraでは4段階のズーム機能となっています。
T11 PROでは、グリーン表示画面を長押しすることで、グリーンの奥行と幅を表示。傾斜も矢印で表示します
ボイスキャディ T11 PROから搭載された機能
クイックメニュー
T11 PROからは、通常のコースビュー画面からクイックメニュー画面に切り替えられるようになりました。
コースビュー画面を上にスワイプするとメニュー画面に切り替わり
■ Pre-View
Pre-View(プレビュー)は現在のコースをティーからグリーンまで、 ビジュアル的に表現(T9・T-Ultraにも搭載された機能)
■ FlashBack
トラッキング機能により過去に同コースが記録されていれば、前回のプレー履歴を再現(T9・T-Ultraにも搭載された機能)
■ Pointing
ピンポインティング機能で、現在位置からグリーンまでの方向と距離を案内します。ドッグレッグコースなど、見えていないグリーンを把握できます。これはT11 ROから復活した機能です
風向/風速表示
新たな機能で、コースビュー画面に現在の風向と風速を表示。アイコンをタップすると画面を切り替え。
風を感覚ではなく数値で把握できるようになります
パッティングガイドとスロープガイド
グリーン上で、ボールからピンまでと、ピン後方の状況をテキストで表示。
また、ボールがピンから5M以上はなれている場合、ロングパットガイドが表示されます
推奨番手案内
コ ースマップの目標地点をタップすると、現在位置から目標地点までの距離、目標地点からピンまでの距離が表示されます(3点間距離表示)
その際の目標地点に打つべきクラブを推奨番手として案内します
カスタムUI/UX
連携したアプリ(MyVoiceCaddie)から様々な設定が可能に。
ナビ本体にも設定項目がありますが、小さな画面でタップしたりスワイプしたりというのが以外と面倒。T11 PROでは連携したアプリから様々な設定が行えるようになりました
必要・不必要な機能をオン/オフで切り替えて、自分だけのナビにカスタマイズが可能になりました
多機能だけど、人によっては不要な機能もあると思います。自分に必要な機能を選んで、自分だけのGPSゴルフナビにカスタマイズできるのですね
まとめ
Tシリーズのアップグレードとしては、T-Ultraから
- 画面にダークモードを採用
- フラッシュバック機能を追加
- V.AIがバージョン3.0から3.5へ
T11 ROでは大幅に機能をアップグレード
- クイックメニュー
- ピンポインティング
- 推奨番手案内
- 風向/風速表示
- パッティングガイドとスロープガイド
- カスタムUI/UX
他にも細かな改善点もありますが、大きなところではこのような感じかと思います
価格は、2024年8月現在、ボイスキャディ T9がポイントバック等を考慮した実質価格で30,00円~35,000円くらい
ボイスキャディ T-Ultraが35,000円前後。
Newモデルのボイスキャディ T11 PROは予約販売となっており、小売りのスタート価格が59,950円。ポイントバック等を考慮すると52,000円前後になるのではないでしょうか。
発売予定日は9月5日となっています