アクティブエッジとは?
GPSゴルフナビの機能で、どうしても欲しい機能のひとつに『アクティブエッジ』が挙げられます
アクティブエッジというと、ちょっと聞き慣れない言葉ですが、要はプレイヤーの位置に合わせてグリーンエッジやバックまでの距離を計測する機能です。
従来ですと、グリーンのフロントやバックの距離は、それぞれ水色の「F」と「B」の地点までの距離を表示していたのですが、これはフェアウェイから見た場合のグリーンを正面にした距離なんですね。
フェアウェイ正面からアプローチするなら問題ないのですが、画像のようにグリーン右から狙う場合、「グリーンエッジまで何ヤード?」と見ると「F」までの距離が案内されているんですね。
その問題を解決したのがアクティブエッジ機能で、プレイヤーの位置に合わせてグリーンのフロント&バックまでの距離を案内します。
画像でいうと赤の「F'」と「B'」のポイントがグリーンのフロントとバックまでの計測距離となります。
アクティブエッジ搭載モデル
発売年 | グリーン形状表示モデル | アクティブエッジ搭載 |
---|---|---|
2019年 | 11 | 5 |
2020年 | 5 | 3 |
2021年 | 10 | 6 |
2022年 | 12 | 11 |
2023年 | 9 | 8 |
2024年 | 8 | 8 |
上の表は近年のGPSゴルフナビのグリーン形状を表示するニューモデルの数(当サイトで紹介)と、そのうちアクティブエッジ機能を搭載しているモデル数です。
新ルール改正の2019年にはグリーン形状を表示するモデルが11個登場し、そのうち5モデルにアクティブエッジ機能が搭載されています。
それがコロナも落ち着いてきたころ、2022年以降では、ほとんどのモデルにアクティブエッジ機能が搭載されるようになりました。
2024年の発売モデルでは以下のGPSゴルフナビにアクティブエッジが搭載されています
image | メーカー | モデル名 | 発売日 |
---|---|---|---|
テクタイト | ショットナビ エクシード EXCEEDS | 2024年2月 | |
朝日ゴルフ用品 | イーグルビジョン ACE PRO EV-337 | 2024年3月 | |
グリーンオン | ザ・ゴルフウォッチ GS501 | 2024年5月 | |
テクタイト | ショットナビ エボルブ α | 2024年6月 | |
テクタイト | ショットナビ エボルブ SE | 2024年6月 | |
テクタイト | ショットナビ インフィニティ タッチ | 2024年8月 | |
Voice Caddie | ボイスキャディ T11 PRO | 2024年9月 | |
テクタイト | ショットナビ クレスト2 タッチ | 2024年9月 |
メーカーごとの違い
アクティブエッジの画面表示や呼び方にも各メーカーごとに違いがあります。
各メーカーの呼び方
- グリーンオンのマサ(グリーンオン)ではスマートグリーン
- ボイスキャディではアクティブグリーンビュー
- ショットナビのテクタイトではグリーンビュー
- イーグルビジョンの朝日ゴルフではベタピンナビ
といった具合です。
表示方法も各メーカーごとに特徴があります。
グリーンが回転する方がいい?
最も新しい2024年に発売されたモデルは、プレイヤーの位置と正対するように画面のグリーンが回転します。
少し前(といっても、ほんの1~2年前)のモデルには、アクティブエッジでもグリーン表示が固定のモデルもあります
例えばこちら。
同じ位置からの表示で、右はレーザー距離計のGPSナビが搭載されたボイスキャディSL2。左は2021年モデルのボイスキャディA2です。どちらも現在位置からのフロントエッジにドットがみられます。
グリーン右からアプローチという場面ですが、グリーンが回転するSL2の方はパッと見ただけでアプローチのイメージが作れますが、グリーン表示が固定のA2の方は「フロントエッジはココだから・・・」というように、イメージを把握するのにワンクッション入るんですね。以前のショットナビが採用している十字線なども同じです。
ただ、これも慣れもあると思いますが、矢印やドットに合わせてナビ本体の向きを変えれば気にすることは無いですね。
最近ではグリーンアンジュレーションまで表示するモデルも当たり前に出てきました。
GPSゴルフナビも、単にグリーンまでの距離を案内するだけでなく、近年ではグリーン攻略を重視した方向へシフトしてきたかなと感じます。