3点間距離表示
GPSゴルフナビに必ずあってほしいと思う機能として『3点間距離表示』があります。
3点間距離表示というのは、現在地とレイアップ地点の距離と、レイアップ地点とグリーンまでの距離の2つを同時に表示する機能です。
打ちたい地点を決めれば、そこまでの距離と、そこからグリーンまでの残り距離を計算して表示してくれるわけです。
例えば、ドッグレッグのホールの場合、コーナーまでの距離はわかりますが、グリーンまでの距離はコーナーまで行かないとわかりません。
この場合、多くのGPSゴルフナビで表示するティーからグリーンまでの距離(390y)というのは何の役にも立たないことがわかりますね。
3点間距離表示機能がある機種なら、打つべき距離と残り距離が表示されるというわけです。
僕らアマチュアの場合、ティーショットを左右に曲げることも多いですよね。
左右の崖下から、あるいは隣ホールからフェアウェイに戻したい時などは、何ヤード打てばよいのかが一発でわかります。
画像のように、ティーショットを左の崖下(A)に打ち込んだ時、フェアウェイの(B)地点に戻すような場合です。
普通のGPSゴルフナビだとグリーンまでの距離を表示しますが、全く意味がありませんね。
現地点からの同心円表示するナビなら、大まかな距離は判るかもしれません。レーザー距離計でも崖下からでは測定不可能ですからね。
僕の場合、このようなシチュエーションはよくあることなので、3点間距離表示機能があるとホントに助かります。
3点間距離表示が出来るGPSゴルフナビ
GPSゴルフナビも様々な機能が搭載されてきましたが、3点間距離表示の機能があるGPSゴルフナビとなると以外と少ないものです。
理由としては、3点間の中間点を決めなければならないため、音声タイプではムリだし、距離だけ表示するシンプルタイプでも同様です。
やはり、コースレイアウトを表示するタイプでないと難しいところがあります。
2022年12月現在、3点間距離表示機能があるGPSゴルフナビは以下のような機種があります
(当サイトで紹介した機種で現在でも購入出来る機種)
Image | モデル名 | タイプ | 発売日 |
---|---|---|---|
ショットナビ W1-FW | 腕時計型 | 2014年10月 | |
ガーミン Approach S60 | 腕時計型・レイアウト表示 | 2017年10月 | |
ユピテル YGN7000 | スマホ型 | 2019年10月 | |
ショットナビ Hug-FW | 腕時計型 | 2019年10月 | |
ガーミン Approach S62 | 腕時計型・レイアウト表示 | 2020年4月 | |
ショットナビ HuG Beyond | 腕時計型・レイアウト表示 | 2020年7月 | |
ショットナビ W1エボルブ Evolve | 腕時計型・レイアウト表示 | 2020年10月 | |
イーグルビジョン ネクスト2 | スマホ型 | 2021年4月 | |
ボイスキャディ A2 | 腕時計型 | 2021年4月 | |
ショットナビ クレスト Crest | 腕時計型・レイアウト表示 | 2021年5月 | |
ボイスキャディ T9 | 腕時計型・レイアウト表示 | 2022年4月 | |
ショットナビ グランツ Granz | スマホ型 | 2022年8月 | |
ショットナビ エボルブ プロ | 腕時計型・レイアウト表示 | 2022年11月 |
腕時計型でコースレイアウトを表示するモデルが7機種。スマホ型のレイアウト表示タイプが3機種、腕時計型で数値表示のシンプルタイプが2機種となっています。
主な機能
3点間距離の計測方法
3点間距離の計測方法も機種やタイプによって違いがあります。
タッチパネルの機種の場合はコースレイアウトが表示された画面をタッチするだけで現在地と選択位置、選択位置からグリーンまでの距離が表示されます。
(ボイスキャディ・ガーミン・ユピテルのYGN)
イーグルビジョン ネクストはボタン操作で任意の中間点を選択。
ショットナビの場合はフェアウェイナビといって、任意の中間点にナビ本体を向けて選択。フェアウェイセンターを中間点とする3点間距離を表示します。
タッチパネルの機種の場合、コースレイアウトから任意の地点をタップするだけなので、操作という面では簡単だと思います。ただし、「池の手前5ヤード地点」のような細かな位置をタップするのは難しいです。特に腕時計型の小さな画面ではなおさらです
とはいえ、使い勝手は抜群に良いし使うシチュエーションも多いです。
『左右のラフや林からフェアウェイに戻した』、『残り100Yのこしてレイアップしたい』などのようなシチュエーションは結構あります。
3点間距離表示機能はGPSゴルフナビでは必須の機能だと思います。