2020年8月現在、音声型GPSゴルフナビの比較です。
音声で距離を案内するGPSゴルフナビでも、液晶で距離表示して、更に音声でも距離を案内するタイプもあります、今回は音声だけで距離を案内するタイプ。純粋な音声型GPSゴルフナビです。
音声型GPSゴルフナビの比較
2020年8月現在、当サイトで紹介した機種で、今現在でも販売されている音声型GPSゴルフナビは以下の5機種。
Image | 機種名 | 発売日 |
---|---|---|
ボイスキャディ VC170 | 2017年11月 | |
イーグルビジョン ボイス3 EV-803 | 2018年10月 | |
ボイスキャディ VC300A | 2018年4月 | |
ショットナビ V2 | 2019年5月 | |
ボイスキャディ VC4 Aiming | 2020年8月 |
各機種の機能比較表
音声型GPSゴルフナビのサイズ
最もサイズが大きいものでもボイスキャディ VC4 Aimingで、縦横48mmとホントに小さくなってきました。
その中でも、最もコンパクトなのがショットナビV2で縦横37mmで厚みが約10mmとなっています。
重さは最軽量がショットナビV2の21g、最も重量が大きいのがボイスキャディVC4の28.5g。
厚みは12mm~13mm程度。実際には本体裏にクリップがついているから20mm程度になると思います。
連続使用時間
連続使用時間となると使い方にもよりますが7~8時間前後。前日にフル充電しておけば1ラウンドはフル使用出来るはずです。ボイスキャディVC4が15時間と最長となっています。
距離案内
音声型のGPSゴルフナビの案内する情報はグリーンまでの距離と飛距離
案内を見ると、ボイスキャディVC300A・ボイスキャディ VC4 Aimingとショットナビ V2はフロント・センター・バックまでの距離を案内。イーグルビジョン ボイス3 はフロントとセンターまで。VC170はセンターまでの距離のみ案内となっています。
実際はフロントとセンターの距離がわかれば、バックまでの距離も計算出来るから、そこは気にすることもないと思います。(センターまでの距離とフロントまでの距離の差をセンターまでの距離に足せばバックまでの距離は計算出来ます。)
それよりも、それぞれの距離を案内する操作方法ですね。
ショトナビV2の場合は本体上部の▲ボタンでグリーンバックまでの距離、真ん中のボタンでセンター、下の▼ボタンでフロントエッジまでの距離を案内します。
イーグルビジョンボイス3の場合は、ワンボタンで常にグリーンフロントとセンターまでの距離を案内します。
ボイスキャディVC170は、もともとセンターまでの距離案内だけですからワンボタンでOK。
ボイスキャディVC300Aとボイスキャディ VC4 Aimingの場合は1クリックでセンターまでの距離を案内。ダブルクリックでフロントとバックまでの距離を案内するといった、ボタン操作で案内を切り替えます。
ホール検索
音声型のGPSゴルフナビの場合は、全て自動検索となっています。
ゴルフ場で電源を入れると自動でゴルフ場を検索。現在地のゴルフ場が確認できたらティーグランドへ行くとホールを認識するといった具合です。
ホール移動も、5機種とも自動で切り替えますし、手動でもホール移動は可能となっています。
音声型GPSゴルフナビの防水機能
防水はイーグルビジョンボイス3がIPX5、ショットナビV2がIPX4で、バイザーに取り付けていて、突然の雨でも安心です。ボイスキャディの3機種は防水の記載はありませんので不明です。
特化機能
2020年8月現在の最新モデルとなるボイスキャディのVC4 Aimingがその名の通り、エイミング機能を搭載。打ちたい方向へスクエアスタンスを作る補助となります。
エイミング機能はこちらの記事を参考に
また、新たな機能としてアクティブエッジ機能に対応したこと。
グリーンまでの距離(フロント/バック)をプレイヤーの位置から見た距離を案内します。
アクティブエッジ機能についてはこちらの記事を参考に
3機種の中で高低差計測が出来るのがボイスキャディ VC300AとVC4 Aimingの2機種。高低差をふまえた打つべき残り距離を計算して案内してくれます。
高低差のオンオフの切り替えも可能で、通常は高低差を考慮した推奨距離を案内しますが、トーナメントモードで起動すれば、直線距離を案内。競技会などでも使用が可能となっています。
イーグルビジョンボイス3がハイブリッドGPSとなり、従来のGPSゴルフナビより、受信できる衛星数が大幅に増え、距離表示がより正確になりました。また受信精度、受信速度が大幅に向上したようです。
その他、特化した点としては、ボイスキャディVC170 と VC4 Aimingが多言語対応になったことでしょうか。海外コースもカバーしているようですので、海外の主要コースでも使えるようです。
最後に
音声型GPSのメリットとしては、煩わしい操作もいらずに最低限の情報を案内してくれることでしょうか。
以前、お年を召した方とラウンドした時に、音声型のGPSにするのは、「腕時計型だと画面の文字が見づらいから」といっていました。
そういえばスマホの文字も見づらいという人もいますからね。腕時計型の多彩な表示機能を持った機種が増えてきましたが、逆にこういった音声だけのシンプルな機種の需要も十分あるのだなと感じました。