高低差計測が出来るGPSゴルフナビ
2019年版の高低差計測が出来るGPSゴルフナビの比較です。
2019年1月のルール改正によって距離計測器の使用が認められ、GPSゴルフナビの需要が高まってきたようです。
そのGPSゴルフナビの中でも高低差計測が出来る機種を紹介します。
機種によって、計測方法の違いや通知情報も違いますので、自分にあった機種を選択する際の参考になるかと思います。
※注 このページで紹介するGPSゴルフナビは2019年11月現在、当サイトに記事があり、現在でもネット等で販売している機種を対象にしています。
どこからでもグリーンまでの高低差が計測出来る機種
各ゴルフ場の各ホール毎の、ティーグラウンドとグリーンの高低差データがインプットされていて、そのデータを基準に、気圧センサー等で標高の変化から高低差を計測します。
したがって、ティーグランドにかぎらず、フェアウェイやラフ、あるいは隣のホールからでも、グリーンに向けての高低差が判るというものです。
以前は、ティーグランドからグリーンへの高低差のみ計測する機種もありましたが、現在では殆どの機種がティーグランドに限らず、フェアウェイやラフなど、どのからでもグリーンまでの高低差を表示するようになりました。
高低差を考慮した補正距離を案内する機種
今までのGPSゴルフナビは高低差を計測して表示。それを元にプレイヤーが打つべき距離を判断していたのですが、ボイスキャディのように、高低差をもとに距離を補正して知らせる機種も登場してきました。レーザー距離計には普通にある機能ですがGPSゴルフナビでは今まで無かった機能です。
高低差を考慮して推奨距離を表示する機種
※この表は横にスクロール出来ます。
image | 機種名 | 発売日 | タイプ |
---|---|---|---|
ボイスキャディ B1A | 2016年5月 | 腕時計型 | |
ボイスキャディ T2A | 2017年12月 | 腕時計型 | |
FineCaddie M500 アルファ | 2019年3月 | 腕時計型 | |
FineCaddie M700 | 2019年7月 | 腕時計型 | |
ガーミン Approach S60 | 2017年10月 | 腕時計型/レイアウト表示 | |
ボイスキャディ T6 | 2019年9月 | 腕時計型/レイアウト表示 | |
ショットナビ ネオ2 EX | 2019年5月 | シンプル・ボイスタイプ | |
ボイスキャディ VC300A | 2018年4月 | ボイスタイプ | |
ガーミン Approach(アプローチ) G80 | 2019年8月 | レイアウト表示タイプ | |
ユピテル YGN7000 | 2019年10月 | レイアウト表示タイプ |
腕時計型など、小さな画面のため、殆どの機種は補正した距離のみを表示しますが、補正距離と同時に直線距離も表示する機種もあります。
ユピテルのYGN7000は「高低差アジャスト機能」で画面上に推奨距離を表示。
ショットナビ ネオ2 EX では、「目安距離」として表示します。
高低差計測機能のオンオフが切り替えられる機種
2019年1月からのルール改正によって距離計測器の使用が認められるようになったのですが、高低差計測が出来る機種の使用はできません。
そのため、最近の距離計でも、高低差計測のオン/オフの切り替えが出来るような機種が増えてきました。
「プライベートのラウンドは高低差計測を存分に使って、競技会などでは高低差計測の機能をオフにして使用」といった使い方が出来るわけですね。
以下の機種は高低差計測のオンオフが出来る機種です。
※この表は横にスクロールが出来ます。
image | 機種名 | 発売日 | 補正距離 |
---|---|---|---|
イーグルビジョン イージープラス2 EV-615 | 2016年3月 | ||
イーグルビジョン ウォッチ3 EV-616 | 2016年3月 | ||
ユピテル YGN4100 | 2016年8月 | ||
イーグルビジョン ez com EV-731 | 2017年3月 | ||
イーグルビジョン ウォッチ4 EV-717 | 2017年9月 | ||
ガーミン Approach S60 | 2017年10月 | ◯ | |
イーグルビジョン ネクスト EV-732 | 2017年12月 | ||
ボイスキャディ T2A | 2017年12月 | ◯ | |
ユピテル YGN6200 | 2018年8月 | ||
イーグルビジョン イージープラス3 ev-818 | 2018年12月 | ||
イーグルビジョン watch ACE | 2019年5月 | ||
FineCaddie M500 アルファ | 2019年3月 | ◯ | |
ショットナビ ネオ2 EX | 2019年5月 | ◯ | |
ガーミン Approach G80 | 2019年8月 | ◯ | |
FineCaddie M700 | 2019年7月 | ◯ | |
ボイスキャディ T6 | 2019年9月 | ◯ | |
ユピテル YGN7000 | 2019年10月 | ◯ |
高低差計測のオン/オフの切り替えが出来て、なおかつ補正距離も表示する機種が8機種もありました。
本体を目標に向けて高低差を表示するGPSゴルフナビ
GPSゴルフナビ本体を、現時点からターゲットに向けることによる、ナビの傾きの角度から高低差を算出するものです。
ピンフラグに限らず、現時点から見えるものまでの高低差は何でも計測できるわけですね。
逆に言えば、視界に無いターゲットの高低差は計測はできません。
ハイブリッドGPSや気圧センサー搭載機種に比べると、アナログ的な感じもしますけど、計測の仕組みはレーザー距離計と似たような方法です。レーザー距離計の計測精度には劣りますが、おおよそで良いのなら、十分使えると思います。
このように、GPSゴルフナビの本体をピンフラブやグリーンに向けて高低差を計測する機種ですが、これも2種類あります。
本体をターゲット(ピンフラブなど)にあわせるもの
画面でターゲット合わせるもの
最後に
いかがでしたでしょうか?。これからのGPSゴルフナビは高低差計測が出来て当たり前になってくると思います。
2018年では「コース上のどこでも高低差が分かり、なおかつ小型軽量の腕時計型」というのが主流になると予感しましたが、2019年では、それに加え、高低差計測が出来て補正距離も表示、更にオンオフの切り替えが可能な機種が登場してきました。
2020年には、これらに加え、更に腕時計型でもコースレイアウトを表示する機種が主流となる予感がします
2019年11月現在、腕時計型・高低差計測のオンオフ切り替え・補正距離表示・コースレイアウト表示 といった全ての機能を備えているのが以下機種です。
image | メーカー | 機種名 | 発売日 |
ガーミン | ガーミン Approach S60 | 2017年10月 | |
Voice Caddie | ボイスキャディ T2A | 2017年12月 | |
FineCaddie | FineCaddie M500 アルファ | 2019年3月 | |
FineCaddie | FineCaddie M700 | 2019年7月 | |
Voice Caddie | ボイスキャディ T6 | 2019年9月 |
これからのゴルフシーズン、また来年に向けて、各社の新製品に期待したいです。
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