ボイスキャディT-Ultraのコースレビュー

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ボイスキャディT-Ultraのコースレビュー 実際に使ってわかったこと

トーナメント観戦でボイスキャディT-Ultraを起動していろいろ機能を確認してみました。

普段のラウンド中ではあれこれ動作確認ができないので、こういった機会に使いまわしてみるのもいいかと。

また、先週ちょっと「?」ということが有ったので、それを再確認する目的もありました。

T-Ultraの動作

T-UltraはT9の機能を引き継いており、プレイ中の操作もほとんど同じ。T9を使っていた方はもちろんのこと、他のゴルフナビを使っている方でもすんなり操作には慣れるでしょう。

ティーグランドに行けば、自動でコースビューを再生。グリーンに向かって進んでいけば、その場に合った画面に自動で切替。ヤーデージもリアルタイムで表示となります。

が、コースビューもヤーデージのリアルタイム切替も、T9の方が先に表示されるようです。若干T-Ultraが遅れて表示される感じでした。

動作が遅いのではなく、表示のタイミングが違うといった方がいいかもしれない。

この画像のように、ティーからグリーン方向へ向かっている途中で、残り距離もリアルタイムで数値が変わるのですが、同じ位置でも、右のT9は残り222ヤード、T-Ultraはまだ226ヤードとなっています。(その後222ヤードになりますが)

動作が遅いのではなく、T9と比べると表示のタイミングが違うということで、T-Ultra単体で使用しているなら、まったく気にならないことでしょう。

見え方の違い

この日、最も面白いと思ったのが画面の見え方の違い。

というのも、僕が近視&乱視で、この日は眼鏡を着用。同伴の方は老眼で眼鏡不使用。

この日は雲一つない秋晴れの日。

見ての通り、T-Ultraの画面はダークモード。近視の僕としては、普段、パソコンやスマホの画面をダークモードにしているから、慣れもあってT-Ultraの方が見やすかと思いきや、はっきり見えるのはT9の方。T-UltraはT9と比べるとちょっと暗くかんじます。 

しかし、同伴の方は、小さな文字が苦手という年代。腕時計型のナビは文字が小さくて見えづらいというのですが、T-Ultraの画面は見えるという。残り距離も文字が見えやすいといいます。暗い背景で文字に縁取りがあるせいか、文字が大きく見えるようです。

このあたり、裸眼の方や近視・老眼・乱視など、人によって見え方も変わるのだなと思いました。

ナビに限らず、テレビやPC・スマホなど、うかつに「見えやすい」「見えにくい」などと言えないかな~と。人によってちがってくるのですからね。

グリーンアンジュレーション

グリーン表示も同様で、T9ではグリーンアンジュレーションの色分けが11段階だったのが、T-Ultraでは58段階で表示され、よりリアルに起伏が感じられるようになっています。

グリーン周りは、アンジュレーションが分かるから、テレビで見るよりコースで観戦した方が面白いです。

周りのギャラリーの方から「それ、どう?」「傾斜がわかるのですか?」など幾度か聞かれることもありました。

ゴルフ観戦をする方は、ほとんどゴルフをすると思うのですが、以外とこのような最新機能のことを知らない方が多いなと感じます。

左がT-Ultra 右がT9 

T-Ultraがよりリアルな傾斜に見える分、T9はイラストチックな感じがします。

近視で乱視の僕はT9の方がはっきりシャープに見えるのですが、ここでも、声を掛けられたギャラリーの方たちに聞くと、老眼気味の方たちは皆T-Ultraの方が見やすいと言います

このあたり、小さな文字が苦手で腕時計型のナビを敬遠していた方の救いになるのではないかと感じます。実際にショップなどでデモ画面で確認してみると良いかと思います。

また、周りの環境の影響もあるかもしれません。

晴天の日差しの下ではT-Ultraの画面がギラつくことなく、はっきりと見えるかと思います。

バッテリ―連続使用時間について

懸念されていた連続使用時間ですが、メーカーカタログによると、ラウンド中のGPSモードでは10時間、時計モードでは約2日間となっています。

この時計モードの2日間というのが結構短くて不安に感じるところです。

例えば、ショットナビのEvolveTouchProなどは、GPSモードでは8時間、時計モードでは15日間。

ガーミンのS70だとGPSモードで約20時間、スマートウォッチモードで20日間という具合。

T-Ultraの時計モード2日間というのがどうなんだろう?と思うわけですね。

では、実際のところはどうか?

両モデルとも、前日(10日)にフル充電して電源をオフ。翌朝の11日、出かけにT9だけ電源をオンして、ゴルフ場についてからT-Ultraも電源をオンしました。

ラウンド終了した夕方に両モデルともゴルフモード(GPSモード)を終了して時計モードにしてそのまま放置。

翌日12日の夕方の状態がこちら。

T9の電池マークが1本しか減らないのに、T-Ultraの電池マークは1本残りという状態。

さらに翌日13日の朝がこちら。

電池マークはカラッカラに!この後、2時間後くらいで完全にバッテリー切れとなりました。

確かに、時計モードの連続使用時間は短いと思います。ここがT9に比べ、デメリットと評価されるところですが、これをどう考えるかですね。

実際、T-Ultraの場合、ゴルフナビとして使用するGPSモードは1日のラウンドには十分フル活動してくれます。

僕の場合、GPSゴルフナビを使う時は、ゴルフ場に行く時、朝出かけるときから帰宅まで。

ラウンド中とゴルフ場の行きかえりに作動してくれれば十分です。普段使いでGPSゴルフナビを使う事はないですから。

旅行などで2日連続してラウンドする場合は?

どんなGPSゴルフナビでもランド前日は充電するしね。ホテルや旅館でも充電設備はあるから心配はないはず。

日に2ラウンド回る場合は?

一日2ラウンドや2日連続のプレーなんか、年に何回あるかな?

どっちにしてもモバイル用のバッテリーは持っていくな。スマホの充電もあるから。

モバイルバッテリも今はかなりコンパクトなものがあるからね。

DSC_0952

時計モードの連続使用時間の短さをデメリットと評価される方も、あえてT-Ultraの不満を挙げれば・・・という程度ですから、この時計モードの短さというのは、あま神経質にならなくてもよいかなと思います。

あえて不満といえば・・・

ゴルフナビとしては殆ど完成形といった感じで、不満点は感じられませんが、ほんと、「あえて」というなら、先の時計モードの連続使用時間に加え、スリープ画面からの立ち上がり?のレスポンスが遅いことでしょうか。

スリープモードで画面が暗転している時に、時計を自分に向けて傾けると自動的に画面表示するものですね。夜間なら自動的にバックライトが付くという。

これが、ワンテンポおいてから立ち上がるといった感じ。

ま、これもゴルフナビの機能とは別だから、「あえて」となるのですが・・・

次に使いたい機能とは?

T9自体、ゴルフナビとしては、ほとんど完成したモデルで、T-UltraはそのT9の機能を引き継いだうえに、グリーンアンジュレーションの58段階表示やフラッシュバック機能を追加搭載したモデル。

フラッシュバック機能は、同コースの前回のプレー内容を表示してくれる機能で非常に興味のある機能です。

ホームコースなどで、同じコースでプレーをする機会がある方には、非常に頼もしい機能です。

まだ、T-Ultraで同じコースを回ったことはないので、次回、同コースで試してみたいと思います。

解決した問題

前の週のラウンドで、ボイスキャディのA3を持って行ったのですが、GPSにも接続して、いざコースに出てみるとヤーデージビュー画面のまま。普段なら左右にスワイプすれば、コースビューやグリーンビュー画面になるのですが、まったくタッチが効かない状態。

それでもリアルタイムにヤーデージ表示は変わるので、ナビの機能は働いているはず。ホールの切り替えもスコア入力も行えるのですが、ホールビューやグリーンビュー画面だけが出てこないという状態。画面のタッチロックかなと思いましたが、その画面も出せない状態。ゴルフ場であれこれやっていてもらちが明かないのでこの日はそのまま。

そして、今回は再確認ということで、前日にフル充電とファームウェアやコースデータを更新しておいたところ、コースビューもグリーンビューも表示でき、何の問題もなく動作した次第です。

これは、何が原因だったのだろうかと考えると、コースデータやグリーンビューデータの破損、あるいは読み込みが出来なかったからと想像します。

このようなゴルフナビというのはコースデータやヤーデージ・グリーン形状などのデータは別々なのだと。起動の際にそのデータを読み込まなかった、あるいは破損していたとか。そのデータが無い場合は画面表示はしないといったシステムになっているんだなと思います。

パソコンでも、まれに日本語文字変換が効かなかったり、一部の機能が使えなかったりというのと同じで、起動時の読み込み失敗のようなことかなと思いました。実際、この時に再起動すれば、よかったのかもしれませんね。

これからは、ゴルフ前日はファームウェアやコースデータを最新のものに更新するということを習慣することですね。

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