2026年モデルのShotNaviの「EXCEEDS GⅡ」は、2024年モデルの「EXCEEDS」の基本機能を受け継いだ新モデルです。
見た目が似ているうえ、搭載されているゴルフナビ機能にも大きな違いがないため、「何が変わったのか」「どちらを選べばよいのか」と迷うところです。
主な違いは、本体重量、アンテナ、公式ショップでの販売価格のようです。
今回は、EXCEEDS GⅡとEXCEEDSの違い、共通機能、購入前に確認したいポイントを解説します。
EXCEEDS GⅡとEXCEEDSの違いを比較
両モデルの機能比較を表にしました
主な違いがわかる比較表
EXCEEDS GⅡとEXCEEDSの主な仕様を比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | EXCEEDS GⅡ | EXCEEDS |
|---|---|---|
| 公式ショップ価格 | 36,300円(税込) | 59,950円(税込) |
| 本体サイズ | 直径46×厚さ14.6mm | 直径46×厚さ14.6mm |
| 重量 | 52.5g | 60g |
| ディスプレイ | 1.4インチMIPカラー反射型液晶 | 1.4インチMIPカラー反射型液晶 |
| 操作方法 | タッチパネル・本体ボタン | タッチパネル・本体ボタン |
| GPS使用時の連続使用時間 | 最大約9時間 | 最大約9時間 |
| フル充電時間 | 約2.5時間 | 約2.5時間 |
| 充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
| 防水性能 | IPX7 | IPX7 |
| 対応測位システム | GPS・みちびきL1S・GLONASS・Galileo | GPS・みちびきL1S・GLONASS・Galileo |
| アンテナ | LDSアンテナ | 公式ページに方式の記載なし |
| ピンポジションデータ | 対応 | ファームウェア更新により対応 |
| 本体カラー | ブラック・ホワイト | ブラック・ホワイト |
| 主な付属品 | 専用ウォッチケース・充電通信用ケーブル | 専用ウォッチケース・充電通信用ケーブル |
価格は、2026年9月にShotNavi公式ショップで確認したもの。販売店の値引きや在庫状況によって、実際の購入価格は変わる場合があります。 また、両モデルの公式製品ページではGPS使用時の連続使用時間が「最大約9時間」と記載されていますが、添付の取扱説明書では「最大約8時間」です。
基本機能を保ちながら軽量・低価格になったのがGⅡ

これから新品を購入するなら、基本的にはEXCEEDS GⅡが選びやすいでしょう。
本体サイズやディスプレイ、防水性能、主要なゴルフナビ機能は旧EXCEEDSとほぼ共通です。その一方で、本体は7.5g軽くなり、公式ショップ価格も23,650円安く設定されています。
前モデルのEXCEEDSに搭載され、ニューモデルのEXCEEDS GⅡでは使えなくなったナビ機能は、公式ページと取扱説明書の範囲では見当たりませんでした。機能を大きく減らした廉価版ではなく、基本機能を引き継ぎながら本体と価格を見直したモデルと考えるのが良いと思います。
EXCEEDS GⅡで変わった4つのポイント
- 重量が60gから52.5gへ軽くなった
EXCEEDS GⅡの重量は52.5gで、60gだった旧EXCEEDSから7.5g軽くなりました。割合にすると12.5%の軽量化です。
数値だけを見ると小さな差に感じるかもしれません。しかし、ゴルフ用GPSウォッチはラウンド中に数時間装着し、時計を着けたまま何度もスイングします。そのため、腕時計の重さが気になる人にとって、軽量化は選びやすさにつながります。
一方、本体サイズはどちらも直径46×厚さ14.6mmです。画面や本体を小さくして軽量化したわけではないため、表示の見やすさを保ちながら重量が抑えられています。
装着感にはベルトの締め方や腕の太さも影響するので、7.5gの差をどの程度感じるかは人によって異なるところでしょう。
- LDSアンテナを採用して本体を軽量化した
EXCEEDS GⅡには、LDSアンテナが採用されています。
LDSは「Laser Direct Structuring」の略で、立体的な樹脂部品の表面にアンテナなどの導電パターンを形成する技術です。限られた内部空間を利用しやすく、電子機器の小型化や軽量化に活用されています。
ShotNaviは、LDSアンテナの採用によって、本体の軽量化と安定した位置測定を実現したと説明しています。
- 販売価格が安くなった
2026年9月時点の公式ショップ価格は、EXCEEDS GⅡが36,300円、旧EXCEEDSが59,950円です。
価格差は23,650円あります。主要なゴルフナビ機能がほぼ共通であることを考えると、これから新品を購入する人にとってGⅡの価格は大きな魅力です。
- 外観や商品コンセプトが見直された
前モデルのEXCEEDSの商品ページでは、高級感を意識した「セラミック仕上げ」が特徴として紹介されています。
一方、EXCEEDS GⅡの商品ページでは、大型タッチパネルの見やすさ、少ない手順で操作できるインターフェース、軽量化や測位の安定性などが強調されています。旧モデルの高級感を意識した説明から、実用性と購入しやすさを重視した商品説明へ変わったことがわかります。
ただし、本体サイズ、丸型の画面、ブラックとホワイトのカラー展開は共通です。取扱説明書を見る限り、ボタンを本体の片側にまとめた基本構造も引き継がれています。
EXCEEDS GⅡとEXCEEDSに共通する機能
EXCEEDS GⅡは、旧EXCEEDSに搭載されていた主要なゴルフナビ機能を引き継いでいます。ここでは、両モデルで利用できる代表的な機能を紹介します。
1.4インチMIP液晶とタッチパネル
どちらも1.4インチのMIPカラー反射型液晶を搭載。MIP液晶は外光を利用して表示するため、晴れた屋外でも画面を確認しやすいのが特徴です。
画面のタップや上下左右のスワイプに対応しており、表示の切り替えや各種設定を直感的に操作できます。本体サイズも共通で、直径46×厚さ14.6mmです
Dynamic Green Eyeとスロープディレクション

Dynamic Green Eyeは、グリーンの起伏を色分けして表示する機能です。現在地に合わせてグリーンの向きが自動的に回転するため、自分から見た傾斜を把握しやすくなります。
スロープディレクションでは、グリーンの傾斜方向を矢印で確認できます。「アンジュレーション」も確認できるため、グリーンを狙う方向やボールの落とし所を考える際の参考になります。
フェアウェイナビ・リアルディスタンス
フェアウェイナビは、ドッグレッグやブラインドホールなど、現在地からグリーンを直接狙いにくい場面で役立つ機能です。
現在地からフェアウェイ中央までの距離と、フェアウェイ中央からグリーン中央までの距離をそれぞれ表示します。リアルディスタンスでは、この2つを合計し、フェアウェイに沿って進む場合に必要な距離を確認できます。
オートビューチェンジとオートメジャー

オートビューチェンジは、グリーンまでの残り距離に合わせて画面表示を自動的に切り替える機能です。プレーする位置に応じて、ハザードビュー、シンプルビュー、グリーンビューが表示されるため、手動で画面を切り替える手間を減らせます。
オートメジャーは、スイングを検知してショット地点を自動登録する機能です。次のショット地点へ移動すると、前の地点からの飛距離を確認できます。
レイアップナビ・3点間距離計測

レイアップナビは、次のショットで得意な距離を残せる地点までの距離を案内する機能です。
たとえば、100ヤード前後のショットが得意な場合、その距離を残せる地点まであと何ヤード打てばよいかを確認できます。
3点間距離計測では、コースレイアウト上の目標地点を指定すると、現在地から目標地点までの距離と、目標地点からグリーンまでの距離を同時に表示します。
テンプアジャストとスイングテンポ
テンプアジャストは、プレー中の気温を考慮した目安距離を表示する機能です。実際の直線距離とは別に、気温による飛距離の変化を加味した参考値が表示されるため、クラブを選ぶ際の判断材料になります。
スイングテンポでは、スイングにかかった時間を計測できます。あらかじめ設定したテンポに近い場合は画面が緑色になり、速い場合と遅い場合は異なる色で表示されるため、自分のスイングリズムを確認できます。
3DXアプリとピンポジションデータに対応
どちらもスマートフォン用アプリ「ShotNavi 3DX」と連携できます。本体に記録したスコアやショット地点などのラウンド情報をアプリへ転送できるほか、コースデータなどの更新にも利用できます。
対応するゴルフ場では、3DXアプリを通じて当日のピンポジションデータを取得し、本体に表示することも可能です。ただし、この機能を利用できるのは、テクノクラフト製カートナビを導入している対応コースに限られます。導入コースでも一部は対象外です。
この機能、前モデルのEXCEEDSでは発売時から対応していたわけではなく、2026年4月24日に公開された更新によってピンポジションデータを取得できるようになりました。利用するには、本体のファームウェアを更新し、3DXアプリも対応バージョンにする必要があります。
EXCEEDS GⅡとEXCEEDSに関する疑問
EXCEEDS GⅡは旧EXCEEDSより機能が増えていまるのか?
確認した公式ページと取扱説明書の範囲では、主要なゴルフナビ機能に大きな追加はありません。
Dynamic Green Eye、スロープディレクション、フェアウェイナビ、オートメジャー、3点間距離計測などは、旧EXCEEDSにも搭載されています。
GⅡの主な変更点は、52.5gへの軽量化、LDSアンテナの採用、公式ショップ価格の引き下げです。機能を大幅に増やしたモデルというより、基本機能を保ちながら本体構造と価格を見直したモデルといえます。
旧EXCEEDSでもピンポジションを取得できるのか?
旧EXCEEDSでも取得できます。
ただし、本体のファームウェアとShotNavi 3DXアプリを対応バージョンへ更新する必要があります。そのうえで3DXアプリからデータを取得し、本体へ転送します。
この機能はテクノクラフト製カートナビのピンポジションデータを利用しているため、対応コースに限られます。
